三蔵法師が眠る寺!?奈良県・薬師寺のアクセス方法や見どころ、豆知識の紹介ブログ
私は毎年、親戚縁者20名前後で日帰りバス旅行を行っているのですが、この年は奈良旅行を行いました。
妻や旅行会社と事前に話し合い、今回は奈良公園・東大寺大仏殿・春日大社・興福寺・薬師寺に行く予定をたて、予定の最後に訪れたのがこの薬師寺となります。
ちなみに昼食は春日大社と興福寺の間でとりました。
詳しくはこちらのブログをどうぞ。
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薬師寺
(豆知識)
薬師寺は天武9年(680)に天武天皇が皇后、鵜野讃良皇女(うののさららのひめみこ)の病気が治ることを神仏に祈り発願(ほつがん)し造営を進めましたが、天武天皇は薬師寺の完成を待たずに崩御してしまいました。そしてその後、持統天皇が即位してから新しく都になった藤原京に薬師寺を造営したそうです。
ちなみに鵜野讃良皇女(うののさららのひめみこ)が後の持統天皇です。
基本情報
所在地 | 〒630-8563 奈良県奈良市西ノ京町457 TEL 0742-33-6001 FAX 0742-33-6004 |
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拝観時間 | 午前8時30分~午後5時 (受付は午後4時30分までです) |
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拝観料(団体は25名以上) | |||
拝観可能場所 | 大人
(個人・団体) |
中高生
(個人・団体) |
小学生
(個人・団体) |
金堂 大講堂 東院堂 玄奘三蔵院伽藍 西塔初層東面開扉 |
1100円
1000円 |
700円
630円 |
300円
270円 |
金堂 大講堂 東院堂 |
800円
720円 |
500円
450円 |
200円
180円 |
※共通拝観券もあります。また期間によって拝観場所の変更・追加がありますので詳しくは公式ホームページで確認してくださいね。
アクセス
電車の場合 | 近鉄なんば、京都から快速急行または特急で大和西大寺で乗り換え→各駅停車天理行きまたは橿原神宮前行きに乗車→西ノ京駅下車すぐ。 |
自働車の場合 | |
大阪・神戸方面 | 阪神1号環状線→阪神13号東大阪線→第二阪奈道路(宝来IC下車)→一般道→薬師寺(所要時間:渋滞でなければ約1時間) |
東京方面 | 東名高速→新東名高速→伊勢湾自動車道→東名阪自動車道→名阪国道→西名阪自動車道(郡山IC下車)→奈良バイパス→一般道→薬師寺(所要時間:渋滞でなければ約6時間) |
駐車場(利用可能時間:午前8時30分~午後5時) | |
大型車(全長7m以上 高さ3.3m以上) | 2200円(1回) |
中型車(全長7m未満 高さ3.3m未満) | 2000円(1回) |
普通車(全長5m未満 高さ2.7m未満) | 500円(1回) |
バイク | 100円(1回) |
それでは南門を抜け薬師寺境内へと入る為に中門へと向かいます。
中門
まずは中門を抜けます。
中門を抜けて右側に黒色の東塔が見えますよ。
東塔(とうとう)
この東塔は国宝です。
(豆知識)
1300年の歴史のなかで薬師寺は幾度も火災や地震、台風被害により多くのお堂が失われたそうでが、この東塔は薬師寺創建当初から唯一現存している平城京最古の建造物なんですよ。
それと東塔を見ると屋根が6つありますが、内部は三層になっているので三重塔なんです。
この東塔って黒色でとてもカッコイイわ~♡
見どころだね~
カッコイイって
誰か僕を呼んだかい?
呼んでないわよ!
中門を抜け右には東塔がありますが、左側には朱色の西塔が見えます。
西塔(さいとう)
逆光ですみません(苦笑)
(豆知識)
薬師寺は、日本で初めて東西に二つの塔を建立した双塔式伽藍(そうとうしきがらん)として有名なのですが東塔とは違い西塔は享禄の兵火(1528)で焼失してしまい、昭和56年(1981)に再建された、かなり新しい塔なんです。
この 西塔の内陣には、彫刻家で文化勲章受章者の中村晋也氏の作品、釈迦八相像のうち果相の四相(成道・転法輪・涅槃・分舎利)が祀られていますよ。
釈迦八相像?
果相の四相?
何それ?
釈迦八相像とはお釈迦様の生涯を八つの場面で現わした像のことで、そのうちの四つの場面である成道・転法輪・涅槃・分舎利のことを果相の四相っていうんだよ。
もっと簡単に言うと生・住・異・滅もしくは人間の生・老・病・死のことだと覚えているといいよ。
あっ、何か金色のものが見えるわ!
ここも見どころよね。
これは果相の四相の一つ「成道(じょうどう)」を表している彫刻です。
成道というのは悟りを開き,仏道を完成するという意味です。
西塔の四方からそれぞれの果相の四相を見る事ができますよ。
※基本的に写真撮影は禁止です。
金堂
金堂内中央はにいずれも国宝でご本尊の薬師如来、向かって右に日光菩薩、左に月光(がっこう)菩薩が安置されていますよ。
(豆知識)
『今昔物語集』によれば薬師寺金堂には僧侶であっても入堂が許されず、特別なお堂だったことが伝えられています。
じゃぁ、誰が入れるのよ?
とても謎だわ~
大講堂
これも立派で迫力のある建物です。
食堂(じきどう)
じきどう?
しょくどうじゃないんだね?
ハハハ
まぁ、お坊さん達の食堂(しょくどう)みたいなものだよ。食(しょく)を食(じき)と読むだけの違いだね。
当時はここで同時に約300人もの僧侶たちが食事をしていたそうなんだ。
そうなんだ。
それじゃぁここは大食堂(だいじきどう)だね(笑)
玄奘三蔵院伽藍(げんじょうさんぞういんがらん)
玄奘塔
こちらの玄奘三蔵院伽藍は薬師寺の境内を出て少し歩いたところにあります。
伽藍中央の玄奘塔には、玄奘三蔵のご頂骨(頭部の遺骨)をお納められています。
(豆知識)
玄奘三蔵(602-664)は中国唐代に活躍した実在の僧侶で、あの有名な「三蔵法師」のモデルになった僧侶なんですよ。
三蔵法師って本当にいたのね!?
孫悟空も本当にいたのかな!?
(豆知識)
ハハハ、さぁ、どうだろうねぇ。実在していれば面白いね。
でもこの玄奘三蔵は当時の中国に未だ伝来していなかった経典を求めて、「西遊記」の様に27歳の時にインド(天竺)へ旅に出ているんだよ。
そしてインドでの修学を終えるとたくさんの経論や舍利(遺骨のこと)、仏像を携えて17年ぶりに帰国し、帰国後は、持ち帰った数多くの経典などを翻訳したそうで、最もよく知られる『般若心経』も玄奘三蔵の翻訳によるものなんですよ。
へぇ!!
本物の三蔵法師も凄い人だったのね!
最後に御朱印です。
御朱印
薬師寺について更に詳しくなりたい方は公式ホームページをご覧くださいね。
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ということで薬師寺についての詳細ブログを終わります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
このブログが少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
一泊旅行を企画していてどの旅行サイトを選ぼうか悩んでいる方は下記の記事を参考にしてください。
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