【世界遺産・金閣寺(鹿苑寺)】基本情報&アクセス方法及び参拝順路での見どころや豆知識
金閣寺(鹿苑寺)
正式名称を鹿苑寺(ろくおんじ)といいます。
誰もが知っている金閣寺、でも金色に輝く舎利殿しか知らないという方が大半ではないでしょうか?
まぁ私もその一人でしたが(笑)
この歳になって京都に興味を持ってから二度、金閣寺に訪れましたが一度目はたいした予習もせずに行ったため、結構大事なところを見逃してしまい(後で分かりました)めちゃくちゃ後悔したのを覚えています。
なので二度目に行った際は少し予習をしてから行ったため、少しの知識でも境内地を周るのが一度目よりもはるかに楽しかったことを覚えています。
というここで今回は私が知っていることを少しでも皆様のお役に立てていただこうと思いブログに書かせていただきました。
もし近々、金閣寺に行こうと思っている方に参考にしていただければと思います。
ちなみに金閣寺を参拝する際は近くに同じ世界遺産に登録されている「龍安寺」と「仁和寺」にも参拝されることをお勧めします。
基本情報
所在地 | 〒603-8361 京都府京都市北区金閣寺町1 お問い合わせ 鹿苑寺事務局:075-461-0013 |
参拝日時 | ●午前9:00〜午後5:00(年中無休) ●特別拝観時は時間が異なることがあるみたいなのでご注意くださいね。 |
拝観料 | ●大人(高校生以上)400円 小・中学生300円 ●特別拝観時は料金が異なることもあるそうです。 |
(豆知識) 実際の名称は鹿苑寺ですが舎利殿「金閣」が特に有名なため、いつの間にか金閣寺と呼ばれるようになったそうです。 元々は公家の西園寺家の山荘だったのを領地の交換によって足利義満が譲り受け、その後に彼が更に手を加えて今の様に豪勢な山荘になったそうです。 本尊は聖観世音菩薩で、平成6年(1994年)に世界遺産に登録されていますよ。
足利義満って「一休さん」に出てくる将軍様だよね?
そうそう、ペンちゃんよく知ってるね。
新右衛門さんや桔梗屋さんは本当にいたのかな?
・・・・・・
アクセス
市バス「金閣寺道」下車 | ●市バス/JR円町駅から205系統乗車(約9分) |
●市バス/阪急京都線西院駅から205系統乗車(約17分) | |
●市バス/地下鉄北大路駅から急行101系統乗車(約9分) | |
●市バス/京都駅から急行101系統乗車(約37分) | |
※阪急西院駅、JR円町駅からバスの利用が便利です。 | |
自動車 | ●名神高速道路・京都南IC下車→金閣寺 |
駐車場 | ●利用時間 午前8:40~午後5:10
●乗用車 最初の60分300円(以後30分毎に150円) |
それでは金閣寺(鹿苑寺)を参拝順路に合わせて案内します。
総門(そうもん)
まずは総門を抜けてます。
庫裏(くり)
総門を抜けると右手に庫裏(くり)があります。
(豆知識) 庫裏とは寺院の台所にあたる建物で住職や家族の住む所ですよ。
鐘楼(しょうろう)
(豆知識) この鐘楼は鎌倉時代に作られたと伝えられていて、黄鐘調(オウシキチョウ)の鐘として知られる「イ」の音を基準音としているそうです。 ※黄鐘調・・・雅楽の六調子のひとつで、黄鐘(洋楽のイ音)を主音とする旋法です。
鐘楼を通り過ぎ突き当たったところに受付がありますのでそちらで受付をしてくださいね。
方丈(ほうじょう)
受付を済ませて参拝門をくぐるとまず目につくのが方丈です。
(豆知識) 方丈は金閣寺の本堂にあたる建物で客殿ともいわれていますよ。 方丈にある仏間には本尊である聖観世音菩薩坐(しょうかんのんぼさつざ)像、夢窓国師(むそうこくし)像、足利義満像、文雅慶彦(ぶんがけいげん)像などが安置されています。 ※夢窓国師(疎石・そせき)・・・臨済宗(りんざいしゅう)の禅僧で作庭家・漢詩人・歌人で苔寺で有名な西芳寺の庭園を設計した人物です。 ※文雅慶彦(鳳林承章・ほうりんしょうじょう)・・・安土桃山時代から江戸時代にかけて金閣寺に住持していた臨済宗の僧です。
陸舟の松(りくしゅうのまつ)
鏡湖地(きょうこち)の東側で方丈の北側には舟の形をしたような松の木があり、これを陸舟の松といいます。
(豆知識) この陸舟(りくしゅう)の松は足利義満が手植えしたと伝えられていますよ。 ちなみにこの松は京都三松(金閣寺・宝泉院・善峰寺)の一つとされているんですよ。
これは見どころだね~
へぇ、そうなんだ~
さぁ、いよいよメインイベントです!!
金閣(舎利殿)
庭園内にある大きな池の鏡湖池(きょうこち)から黄金に輝く金閣(舎利殿)が見えます。
(豆知識) 舎利殿は三層になっていて二層と三層は漆の上から純金の箔が張っているんですよ。 また一層は法水院(ほっすいいん)とよばれ、白木が使われていて平安時代の寝殿造(しんでんづくり)となっています。 ※寝殿造・・・平安時代 の貴族といった上流階級の人たちの間で流行した、 自然との調和を重視した建築スタイル です。
鏡湖池(きょうこち)から金閣寺を撮影するのがベストです。
ここは超見どころ&撮影スポットで~す!
ペンちゃん、僕と一緒に写真撮らない?
ペン太郎先生、一緒に写真撮りましょう!
しょぼん・・・・・・
遠くから観る金閣寺も周りの風景と合わさってとても綺麗です。
金閣寺の左手前にある島は葦原島(あしはらじま)といいます。
間近で観ると鮮やかです。やっぱり生がいいですね(笑)
(豆知識) 屋根のてっぺんにある鳳凰は昭和25年の火災を免れたもので創建当時の金閣唯一の遺品として現存してるんですよ。
えっ、そうなんだ~!? それじゃぁ、しっかり見ておかないとね~
銀河泉(ぎんがせん)
舎利殿を通り過ぎ案内板通りに歩いていると銀河泉の前に来ます。
(豆知識) この銀河泉は足利義満がお茶の水に使ったと伝えられている泉ですよ。
厳下水(がんかすい)
(豆知識) この厳下水は足利義満が手洗い用に使用したと伝えられる泉なんです。
へぇ、この時代でも飲み水と手洗い用と分かられていたんだね~ でも将軍様だし、当然かな
龍門滝(りゅうもんのたき)
金閣寺境内に滝があるのは驚きました。
(豆知識) 龍門の滝の高さは2.3メートルでそんなに大きな滝ではないですよ。 滝の前には龍門の滝を鯉が登りきると龍に変化するといわれる中国の故事の「登竜門」に因んだ鯉魚石(りぎょせき)が置かれていて、滝壺のところに斜めに傾いた石で跳ね上がろうとする鯉の姿をあらわしているそうです。 ちなみにワンピース好きの方なら分かりますよね?「鯉が登りきると龍に変化」・・・ そうです!四皇カイドウが食べている悪魔の実「幻獣種青龍・ウオウオの実」はこれがモデルです(笑)
色んな意味で見どころだね~
白蛇の塚(はくじゃのつか)
続て歩いていると鏡湖池よりも小さい池の安民沢(あんみんたく)があり、その池の小島にある石塔を白蛇の塚といいます。
安民沢は雨賜沢(うしたく)・望雲沢(ぼううんたく)ともよばれいている池で、日照りが続いても涸れないので雨乞いの場ともされていたそうです。 白蛇塚という五輪の石塔はこの地の前の領主だった西園寺家の鎮守などとも伝えられていて、当時の遺跡をとどめている池ともいわれていますよ。
夕佳亭(せっかてい)
安民沢を過ぎて山路を登ると、夕佳亭(せっかてい)があります。
(豆知識) 江戸時代に傾きかけた金閣寺を復興し、池泉庭(ちせんてい)を修復したのが鳳林承章(ほうりんじょうしょう)という人で、比叡山に修学院を造営した後水尾上皇(ごみずのおじょうこう)の為に、承章が茶道化の金森宗和(かなもりそうわ)に造らせたのが夕佳亭だそうです。 宗和好みの数奇屋造り(すきやづくり)の茶席で、「夕日に映える金閣が特に佳(ヨ)い」ということからこの名が付けられ、南天の床柱と萩の違い棚で有名な3帖の茶室です。 ※数奇屋造り・・・数寄屋 ( 茶室 )風を取り入れた 住宅 の様式です。
見どころで~す
不動堂(ふどうどう)
この不動堂は豊臣家の五大老の1人、宇喜多秀家が再建したとされ金閣寺境内に現存する最も古い建物です。
(豆知識) 不動堂の本尊は弘法大師作と伝えられる石不動明王で、節分と8月16日に開扉法要(かいひほうよう)がいとなまれ、普段は非公開の石不動明王が参拝できるらしいですよ。
そうなんだ~ 一番古い建物ってことだから見どころだよね~
そして見学の最後に御朱印をいただきました。
御朱印
舎利殿と書かれています。
その他詳細は公式ホームページを参照してくださいね。
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金閣寺周辺(世界遺産・龍安寺)
金閣寺から同じく世界遺産の龍安寺までは近いので一日でどちらも参拝できます。
龍安寺についてはこちらをどうぞ。
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以上、金閣寺の見どころ記事でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
旅行を計画中でどの旅行サイトにしようかお悩みの方は下記のブログを参考にしてください。
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