【世界遺産・西芳寺(苔寺)】アクセス・見どころ・豆知識・苔の世界をご紹介
京都市西部に位置する臨済宗単立寺院の西芳寺を紹介させていただきます。
西芳寺は山号を洪隠山(こういんざん)といい、境内を120余種の苔が覆っていることから、「苔寺」とも呼ばれていますよ。
もしかしたら苔寺の名前の方が有名かもしれませんね。
西芳寺(苔寺)
西芳寺には電車とバスを利用していきました。
(豆知識) ●1300年前の奈良時代、聖武天皇の詔により、行基菩薩(ぎょうぎぼさつ)が畿内四十九院の法相宗の寺として開山しました。 ●開山前の飛鳥時代、西芳寺があった土地には聖徳太子の別荘があったともいわれ、平安時代には後嵯峨天皇や初代征夷大将軍となった坂上田村麻呂もこの地を訪れたと言われています。 ●後に開山される金閣寺や銀閣寺など、室町時代を代表する庭園の原型になったといわれ、金閣寺と銀閣寺を建立した足利義満と足利義政もこのお寺を幾度となく訪れていたと言われています。 ●35000平方メートルに達する庭園は、国の特別名勝及び史跡に指定されており、平成6年(1994年)に世界遺産に登録されています。
世界遺産と聞いただけでなんだかわくわくするわ
基本情報
所在地 | 〒615-8286 京都市西京区松尾神ヶ谷町56 |
参拝日時 | 通常午前中のみの開門ですが予告なく変更される場合があります。
※毎年8月14日と12月30日、12月31日は開門しないみたいです。 |
参拝費用 | 一人3,000円以上(詳細はホームページ参照)で、参拝は中学生以上の方ということです。
※乳幼児を含み,小学生以下の方の同伴はご遠慮しているみたいですが、年に数回、お子さま参拝を実施しています。(詳細はホームページ参照) |
内容及び所要時間 | 本堂での参拝(写経含む)の後、庭園を拝観(約60分程度) |
※今までは往復はがきのみでの参拝予約しかできませんでしたが2021年6月よりオンラインにて参拝予約ができるようになりました。但し、参拝希望日は一週間前から前日までとなっており、もっと前から参拝予約したい方は昔ながらの往復(参拝希望日の二ヶ月前から予約可)をお勧めします。 |
写経など詳しくはホームページを参照してください。
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アクセス
バス | 京都駅から、京都バス73系統もしくは83系統乗車、「苔寺 鈴虫寺」行き 終点の「苔寺 鈴虫寺」下車徒歩2~3分(乗車時間約1時間) |
車 | JR嵯峨嵐山駅から、タクシーで約10分 |
本堂
こちらで写経を行います。
そして写経が終わると庭園内を散策することができます。
庭園内
ご覧ください! 見渡す限り苔だらけです(笑)
庭園全体が超見どころだわ♡
私が撮った写真なんかよりも生で観る方が最高に興奮しますよ。
まるで絵画の中にいるような気持になります。
黄金池(おうごんち)
西芳寺庭園の本池で、下段の庭の中心となっています。
黄金池は心の字を象っており、心字池とも呼ばれています。
湘南邸(しょうなんてい)
千利休の次男、千少庵により建立されたお茶室で、国の重要文化財に指定されています。
(豆知識) ●千利休は豊臣秀吉から切腹を命じられた際に西芳寺の湘南亭で一時の間過ごしていたそうです。 ●幕末時代、幕府からの難を逃れるため、岩倉具視もこの湘南亭に身を隠していたということですが湘南邸の前に石碑があります。
偉人たちがこの地を訪れた理由は様々だったとは思いますが、この地は多くの人を魅了する特別なものがあったのかもしれないですね。
近年では、iPhoneの生みの親であるスティーブ・ジョブズも家族とお忍びで訪れていたそうですよ。
向上関(こうじょうせき)
向上関をくぐり通宵路(つうじょうろ)と呼ばれる49段の石段をのぼり枯山水へと向かいます。
開山堂の「指東庵」
枯山水(かれさんすい)
夢窓疎石(むそうそせき)により、暦応2年(1339年)に築かれた日本最古の枯山水の石組です。
(豆知識) ●夢窓の生前の墓の造形化したものと言われています。 ●それまで、庭園の主流は池をメインにした池泉庭園でしたが、夢窓疎石は石組を庭の主役としたばかりでなく、禅の精神性をもその中に反映させ、当時としては非常に革新的だったそうです。
御朱印
御朱印帳を2ページ使用しますよ。
達磨大使、めっちゃかっこいいですよね(笑)
昼食(柚之茶屋)
こちらで『とろろそば(麦ごはん付きセット)』1360円をいただくことにしました。
どうです?美味しそうでしょ?
私も妻も美味しく頂きました。
このあとは歩いて数分で行ける鈴虫寺や松尾大社に行かれることをお勧めします。
鈴虫寺・松尾大社詳細ブログはこちらからどうぞ
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ということで西芳寺(苔寺)の紹介を終わります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。